婚活で見つけた武器の話

その時私は半端に若かった。

20代後半の嘘花 。

婚活市場ではギリギリ。でもまだ、売れる。

持病があって、仕事はアルバイト。

実家暮らし。

これは、、売れるの?

欲しかったのは、年収700万以上の夫。

あとは誠実であればなんでも良かった。

専業主婦がしたかった。仕事はもうしたくない。というか無理だったのだ。

その為に腹をくくれば、年収700万円を狙えると思った。

年上だろうが髪が薄かろうが、話がつまらなかろうが、背が私より低かろうが、まだ見ぬ彼には金を稼ぐ能力がある。

それだけでよかった。

恋の予感ゼロ。

髪がサラサラで、塩か醤油の顔をした繊細な感じの人がタイプだった。

それはサンシャイン60の屋上で、命と引き換えに投げ捨てた。

10代20代と持病に振り回された私が稼げる金額は、年間90万円に満たなかった。

暮らせない。

生きていけなかったのだ。

親との折り合いもイマイチで、自分なりのプライドがあり実家を出て自活したかった。

私にとって自活イコール専業主婦だった。

ある年の誕生日、自分へのプレゼントとして、持病があっても入れる結婚相談所を探して入会した。

就活の機会すらなかった私が、年収700万円のゾーンを狙って婚活の門を叩いたのである。

自分に持病があるのだから、働ける範囲で持病がある人は、支えようと思った。

役所や大手企業には障害者雇用枠があり、内臓疾患や車椅子のエリートがいっぱいいることを知った。

これは狙い目だと思った。

そしてこれは私の武器だと気づいた。

どうせなら美談にしてやろうと思ったのである。

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